ロールベンディングマシンのフラッグシップ
MR-S series
MR-S型4本ロール曲機は2022年12月より販売を開始した弊社最新かつ最高性能のロール曲加工機です。
日本は海洋国家ということから造船業・鉄鋼業でも世界で有数の技術と規模を誇りますが
ロールベンディングマシンに関しては欧州や米国に大変な遅れをとっています。
弊社は創業当初から欧州の4本ロール曲げ機をモデルとした3本ロール、MRシリーズやMPBシリーズを販売してまいりました。
初代からMPBシリーズまで開発と設計、そして製造テスト曲げを繰り返す中で
プレートロール曲げは上下で常に加圧することが可能な4本ロール曲げ機が最も適しているという結論に至りました。
4本ロール機は、常にワークを加圧保持することが可能で、3本ロール機のような外れや跳ね ワークの掴み変え等がありません。一度保持するとワークに手を添える必要はなく格段に安全性が高くなります。
また、常に加圧保持しているので滑りがなく、美しい仕上がりを実現できます。
MR-S型4本ロール曲げ機はそのメリットに加えて弊社独自の円錐曲げに適したロール軸の配置や、長期間の安定稼働を保証する高剛性フレーム、構造上自動化(NC)に適しているということから今後の拡張性を大きく持たせた基本性能の高い4本ロール曲機として新規開発を行いました。
ソフト・ハードともすべて使い手主導で社内開発することで、性能は勿論のこと業界最高レベルの操作性を実現いたしました。
使い易さと外観、剛性とを追求した末に行き着いた業界トップクラスの性能と飾らない機能美はオーナーにとって所有する喜び、オペレーターにとって使う喜び・誇りを感じて頂く事が出来るでしょう。
ユーザー様のお声
ステンレスの板金加工を幅広く手掛ける本間鋼業株式会社様がMR-S型ロール曲げ機を導入されました!
円錐曲げ用の支点軸で高精度に成型
標準で高負荷容量の円錐加工用支点ガイドローラーベアリングを装備しており様々な円錐加工を高精度に成型することができます。曲げ成型完成後はワンタッチでワークを取り出すことができます。
使い手によって開発された優れた操作性
NC機、標準機ともにタッチスクリーンを標準搭載し、初めての方でもすぐに機械に慣れていただくことができます。また操作盤はキャスターにより自在に移動することが可能で、加工するワークに合わせて最適な位置から操作することができます。
※ 外観は予告なしに変更することがあります。
充実の安全装備
標準でセーフティロープスイッチを装備し,非常時はロープを押す、引くことで緊急停止できます。
焼入れ研磨加工された高精度ロール軸
ベンディングロールの心臓部であるロール軸は標準で高炭素鋼鋼材を使用し、さらに高周波焼入れ研磨を施すことで表面硬度HRC60°以上を実現し
圧倒的な耐久性・精密加工を実現しています。またステンレスやアルミに対しても傷を付けにくくなっています。
独自の構造によりワークへの傷を低減
MIYAi独自の軸配置構造によりテーパー、円錐曲げ時ワークへの傷を最小限に抑えることができます。
ワンタッチでワークが取り出しできるトップロールブラケット式機構
MR-Sシリーズ ベンディングロールはトップロールを固定軸として、左右ロール、ボトムロールを個別に上下動作することによって曲げ加工を行いますので、トップロールの解放によって簡単に加工したワークを取り出すことが出来ます。
ボトムロール昇降式ですので、低重心・高い安定性を誇ります。
円錐加工も端曲げから完成まで一台で完結致します。
4本ロール曲げ機の特徴であるトップロールとZ軸ロール(ボトムロール)による常時加圧保持、左右に配置されたXYサイドロールによりワーク両端の端曲げはもちろんの事
従来の3本ロール機等では必ず別機械等で行う必要があった端曲げ工程が本機械の場合一度も外すことなく完成まで1台に工程集約できます。
4本ロール曲げ機は左図のように左右どちらからでもワークを加圧できるので、端曲げ微調整や修正が容易にできます。
幅広いユーザーに対応する3機種をラインナップ
小径小物からタンク製造や製缶品など中型サイズまで幅広く対応できるよう、最小550幅から1500幅までの3機種をご用意しております。
◉抜群の量産性
トップロールを除く各ロール軸は上下はもちろん個別に自在に傾斜させることができます。通常の円筒曲げからテーパー、円錐曲げまで段取り替えをすることなく加工することができます。一旦条件を出せば次回からは微調整のみで済むためオペレーターのスキルに左右されにくい操作が可能です。
◉端曲げ時のワーク付け替え不要
トップロールとボトムロールによりワークを自在に加圧することができ、また左右に配置されたサイドロール軸は各自在に上下及び角度をつけることができるため通常の円筒加工から円錐曲げ加工までワークを付け替えることなく端曲げが可能です。
直感的かつ高機能な手動操作方式
モノレバーによる手動での微動操作は勿論、各軸の数値入力による移動指令やプリセット機能を標準で搭載。
移動式の操作盤により、ワークの加工状態に合わせて最適な位置から機械を操作できます。
単品加工でも優れた操作性と加工能率を提供します。
事前に設定することで、手動操作を100行までの自動プログラムとして保存できるティーチング機能を標準で装備。
自動円筒曲げ機能 AutoRoller (オプション)
オペレーターは完成径と板厚、曲げ幅を入力するだけで機械が自動で円筒曲げを行います。
熟練を要する端曲げ工程から成型工程までをすべて機械内で自動演算し、自動プログラムとして生成、自動加工します。
多品種少量生産は勿論、量産加工でも圧倒的なパフォーマンス発揮します。
Φ150×50幅4.5t 円筒加工での生産性比較(1個当たりの所要時間)
AutoRoller機能非搭載:10~15分 AutoRoller機能搭載機:3分
※円筒のみの機能です。オペレーターにより最終の追い込みが必要な場合があります。
MR-S仕様
最大曲げ幅 | 550mm・1000mm・1500mm |
トップロール径 | Φ80mm・Φ100・Φ130・Φ220(最小可能径はトップロール径×約1.1倍~ (SS3.2mm時)※材質や条件により) |
曲げ能力 | 0.3~9.0mm(MR-550S) |
曲げ方式 | 油圧4本ロール式 |
可能形状 | 端曲げ円筒・円錐・オーバル・多角形状 |
操作方法 | 電動油圧式 操作盤マニュアル操作、位置決めプリセット機能・ティーチング機能・自動プログラム運転 |
ワーク着脱 | トップロールブラケット解放式 |
ロール焼き入れ研磨 | 標準高周波焼入れ研磨 |
本体寸法 | 幅1600mm・奥行1080mm・高920mm(MR-550S) |
電源仕様 | 三相200-220V 50/60Hz 30A(MR-550S) |
重量 | 920kg(MR-550S) |
下記ボタンより4本ロール曲機MR-Sシリーズのウェブカタログをご覧いただけます。
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