こんにちは、株式会社MIYAiです。私たちは「本当にみんなが欲しい機械」を目指して、日々ものづくりに励んでいます。このブログでは、そんな私たちの視点から、業界のちょっとした裏話やリアルな情報を発信していきます。今回は、最近注目を集める「ファイバーレーザー加工機」について、本当のところをお話しします。売り込むだけじゃない、消費者目線の話をお届けするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ファイバーレーザー加工機の光と影
ファイバーレーザー加工機って、ここ数年で一気に名前が広がりましたよね。省エネで高速、しかも精密加工ができるとあって、製造業では「これさえあれば!」なんて声もよく聞きます。でも、正直に言うと、業界内ではちょっとした“過大評価”もあるんです。
例えば、「どんな素材でも簡単に切れる!」なんて謳い文句をよく見ますが、実際はそう簡単じゃない。銅や真鍮みたいな反射性の高い素材だと、設定をミスると機械にダメージが返ってくることもあります。大手メーカーの機械でも、使いこなすにはそれなりのノウハウが必要なんです。でも、そんな話ってあまり表に出てこないですよね。
なぜか? 売れればいいから、っていうのが本音だったりするんです。もっと言うと、メーカーはいいことばかり言う、知識の乏しい中間業者が多すぎて、正しい情報がエンドユーザーに届かないことも大きな問題なんですよ。機械のスペックや現場での使い勝手をちゃんと理解してないのに、「とりあえずこれ買っとけば大丈夫!」みたいに勧められたりする。しかも、中間マージンが乗りすぎて、価格が不必要に高くなってるケースもザラです。私たちMIYAiは、そんな現状にちょっとモヤっとすることもあるくらいです(笑)。
もう一つ、導入コストの問題。大手ブランドのファイバーレーザー加工機は確かに高性能だけど、正直「そこまでスペックいらないよ」という中小企業さんも多いはず。それなのに、高額な初期投資を押し付けられて「これで効率アップ!」って言われても、頭を抱える経営者さんもいるんですよ。
私たちも現場でそんな声を何度も聞いてきました。実際、中小企業向けの調査(例: 日本政策金融公庫の製造業動向)では、設備投資額2000万円〜3000万円が「現実的な上限」とされるケースが多く、現在大手企業が提示する価格帯は現場企業からすれば結構厳しい金額なんです。
コンパクトだからこその強みと発振器のリアル

じゃあ、MIYAiはどうしてるのかって? 私たちは「世界最小級のファイバーレーザー加工機」を軸に、必要な人に必要な機能だけを提供する方針なんです。例えば、有効範囲1m×1.2mのFL‐34型コンパクトマシン。狭い工場でも置けるし、3×6尺の定尺板もそのまま積めてしまう。
しかも、発振器や集塵機まで内蔵してるから、後付けの手間もコストもかからない。
これって、小さな工房やスタートアップ企業には嬉しいポイントですよね。

ここでよく聞かれる質問なんですけど、「発振器はどこのメーカーですか?」って。
お気持ちは分かります。でも実は、発振器の性能差ってほとんどないんですよ。しいて言えば、少し寿命に差がある程度。そもそも発振器って、数時間もあれば交換できるように設計されてるんです。MIYAiでは、発振器はどこからでも入手できる部品の一種にすぎません。
だから、故障したって簡単に交換できる。
しかも、レーザー分野の指数関数的な発展のおかげで、発振器は高性能かつ低価格化が進んでるんです。ぶっちゃけ、発振器にこだわるよりも、機械全体の設計バランスを見極める方がずっと大事だと私たちは思ってます。

発振器とレーザー加工ヘッドを繋ぐQBHコネクター
現在ファイバレーザー切断用発振器はほぼすべてのメーカーで規格が統一されております。一部を除き、殆どの発振器とレーザー加工ヘッドが互換性を持っており、ワンタッチで交換可能となっております。勿論、電気制御的な部分での制約はございますが
私たちは機械精度や剛性、機能性に最大限のリソースを割いています
様々な部品が簡単に交換できる機構だからこそ、機械本体の基本性能や拡張性が最大になるよう設計しています。
例えば、2KW出力の加工機を購入した人が6KWにアップグレードすることも簡単に出来るように設計しています。
単体機を購入後にパレットチェンジャ仕様、ノズルチェンジャ仕様にアップグレードすることだってできます。
買い替える必要のない機械を本気で設計しているんです!(笑)

もちろん、うちのマシンも完璧じゃないですよ。例えば、超厚板をガンガン切るのは可能なんですが、大規模な連続生産になるとちょっとペースが落ちる。そこは正直、大手の高出力マシンに分があるかもしれない。
でも、薄板加工や中小規模の柔軟な仕事なら、むしろうちのコンパクトマシンの方が使いやすいって自負してます。だって、使わない機能に高いお金を払う必要ないじゃないですか。私たちは「損しないものづくり」を目指してるから、無駄なコストは徹底的に削る。
それがMIYAiのポリシーなんです。
でも、パレットチェンジャ仕様も追加になったので、連続運転も出来るようになっていますよ!
業界の裏側を少し暴露しちゃいましたけど、どうですか? 「なんかリアルで面白いな」って思ってもらえたら嬉しいです。MIYAiは、消費者目線で正直にものづくりをしたい。だからこそ、過剰な宣伝じゃなくて、実際の使いやすさやコストパフォーマンスで勝負してるんです。
もしファイバーレーザー加工機に興味があるなら、ぜひ気軽に相談してください。